山形県内の小学校の給食で、2月21日に一斉に県産ブランド米「雪若丸」が提供された。また、子どもたちは、現在募集中の「県産米の新品種」の名前も一生懸命考えて応募した。

楽しく学びおいしく味わう

21日の給食に提供されたコメは、つやつやの「雪若丸」。

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県は子どもたちに県産ブランド米・雪若丸のおいしさを知ってもらおうと、毎年、県内の小中学校の給食で提供している。

山形・中山町の豊田小学校では、5年生の教室に県産米をPRする「雪若丸クルー」が訪れ、子どもたちは雪若丸について楽しく学びながらおいしく味わっていた。

雪若丸を食べた子どもたちからは「いつもより甘くてみずみずしい」「つやつやしている。いつもよりモチモチ、地味に甘い気がする」などの声があがった。

そして21日は、もう一つ特別なことが…。
県が2027年のデビューを目指しているコメの新品種の名前を、児童たちが考えて提出した。

新品種の「山形142号」は、「雪若丸」と「やまがた122号」の2つを交配した品種で、県は今後、品種登録し、2027年のデビューを目指していく。

現在、県は県内すべての小中学校に「山形142号」の3つの特徴が書かれたチラシを配り、名前のアイデアを集めている。子どもたちは新しいコメの特徴について学び、どんな名前がいいのか考えたそう。

ーーどんな名前にした?

子どもたち:
「おかわり。たくさん食べられるようにおかわりにした」「みつぼし。3つの特徴があるから、白くてきれい・収穫量が多い・おいしい」「白麗。白くてきれいなコメが特徴とあったので、白くてきれいにした」

もし、自分が考えた名前が県を代表するコメの名前に採用されたら!「一生ずっと食べる」「すごくうれしい。みんなに自慢する、私が考えたって!」と子どもたちのワクワクは止まらない。

県には、豊田小の全校生徒130人分を含め、すでに1000件を超えるアイデアが集まっているという。名前は3月中に決定し、4月に公表される。

子どもたちが一生懸命考えたコメの名前はどれもすてきだった。
子どもたちの中で一番人気だったのは、白くて大きいコメという特徴から「白大(はくだい)」だった。
実は大人でも県のホームページから応募できる。ぜひ渾身の力作を応募してほしい。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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