沖縄県内の不正薬物の摘発件数が2024年、過去最多を記録したことがわかりました。
沖縄地区税関によりますと、覚醒剤やコカインなど不正薬物の摘発件数は2024年1年間で99件に上り過去最多となりました。
このうち73件を占める麻薬の密輸が2023年のおよそ4倍に急増し、また大麻は11件と4件増加しています。
麻薬が急増した背景には2021年に麻薬指定された通称「MDMB」の摘発が相次いでいることがあります。
67件全てが個人で使用するためアメリカから密輸されたもので、このうち52件はアメリカ軍関係者が利用する「非公用軍事郵便物」で持ち込まれていました。
沖縄地区税関は、「違法性の認識が薄い」とみて、アメリカ軍当局と協力し捜査や取締りを強化しています。