沖縄最古の泡盛を受け継ごうと那覇市の識名酒造と西原町の南島酒販が資本提携を結びました。

識名酒造は琉球王府が泡盛づくりを認めた地域首里三箇の一つ赤田で1918年に創業し沖縄戦の戦火を逃れた沖縄最古の泡盛を受け継ぐ酒造会社として知られています。

泡盛鑑評会などで多くの賞を受賞してきましたが、新型コロナウイルスの流行や若者の泡盛離れなどの影響で近年は苦しい経営が続きました。

このほど資本提携したのは酒類の卸業を展開する南島酒販で、識名酒造の全ての株式を取得し、子会社として事業を継続することで合意しました。

識名酒造 識名研二 代表取締役:
廃業も考えていました。色々悩み葛藤がありましたが今後のことも考えて譲渡することを決断しました

南島酒販 大岩健太郎 代表取締役社長:
識名酒造がもう一度復活をして再生していくということが、私たち南島酒販に課せられた使命だと思います。本当に身が引き締まる思いです

識名酒造は経営基盤を強化し、泡盛の文化や伝統を守りたいとしています。

沖縄テレビ
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