那覇市の県立博物館・美術館ではこの春に沖縄県立芸術大学を卒業する学生たちの作品を一堂に集めた展示会が開かれています。

12日から始まった作品展には、県立芸術大学の学生84人が手掛けた絵画や彫刻など94点の作品が展示されています。

こちらは絵画専攻の武知咲乃さんの作品、妊娠中に制作した8枚の絵にこれから生まれてくる娘への想いを込めました。

絵画専攻 武知咲乃さん:
娘に伝えるための作品にしたかったので実際に書いたメモを貼っているんですけど全部ひらがなで書いたり分かりやすいように作品に落とし込みました

また日本語で「痕跡」を意味するこちらの作品は、制作過程の映像も上映されています。

彫刻専攻 ファンサングさん:
よく見ると僕の作りながら現れた手の跡とか痕跡がそのまま残っていますので、どんな過程でこういったものが出来たのかを頭で想像しながらその過程のイメージを描いたらどうかなと思います

工芸専攻染分野 上原希天さん:
雨に恵まれて植物がいきいきとしている生命力を表すために鮮やかな配色にしていますどの専攻も1年かけて一生懸命制作していると思うので1つずつじっくり時間をかけて見ていただけたらなと思います

観覧した人は…

男性:
やっぱり卒業制作だと完成しているよね

女性:
全部手が込んでいて自分では出来ないなと思うくらいすごかったです

作品展は16日まで県立博物館・美術館で開かれていて入場無料です。

沖縄テレビ
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