埼玉・嵐山町で20日、国道を走るバイクの横で黒い車が目視なしで車線変更を行い、急接近されたバイクはバランスを崩し、大きく傾いた。13日には福岡県の高速道路、関門橋を歩く70代女性、21日には三重・伊勢市で突進する逆走車と、各地で危険行為が目撃された。
目視確認せず危険な車線変更
20日午前9時過ぎ、埼玉・嵐山町でまさかの瞬間をカメラが捉えた。

国道を走っているバイクに、隣の車線から黒い車が急接近した。撮影者は「ギリギリですね、右側は30cmあるかないかぐらい」と話す。
バイクはバランスを崩し、大きく傾いた。
「ウインカーつけると同時に車線変更して、まさかそのまますぐにスーッと来るとは思わなかった。おそらく目視確認はしないで…」と話す撮影者。まさかのノールック車線変更だった。
撮影者は「目視で見ないと死角はあるので、まずちゃんと確認しましょう」と続けた。
撮影者「生きた心地しなかった」
まさかの瞬間は、13日午後9時過ぎ、福岡県と本州を結ぶ高速道路「関門橋」でも見られた。

道路の左端に、高速道路にいるはずのない人の姿があった。
撮影者は「非現実的な光景にかなりびっくりした。普通にてくてくお散歩みたいに、おばあちゃんみたいな」と話す。
目撃されたのは70代の女性で、撮影者によると、警察がその後、女性を保護したという。

ところ変わって21日午後3時過ぎの三重・伊勢市では、前から迫る逆走車をカメラが捉えた。
「生きた心地はしませんでした」と撮影者は話す。
撮影者の前を走る車がブレーキランプを光らせ、車線変更した直後、道路の右側を逆走する車が現れたのだ。
撮影者は「クラクションを鳴らせば相手も危険だと感じて、止まるなりスピード落とすなりしてくれると思った」と話したが、その思いもむなしく、逆走車はそのまま突っ込んできた。
「対向車が見えてもスピードも落とさず、ブレーキを踏まないような認知力なら、免許返納してほしい」と話した。
(「イット!」4月28日放送より)