札幌市清田区の公園で9日、キツネが「ギャオーン!」と鳴き続ける様子がカメラに捉えられた。撮影者も「尋常じゃないくらい」と感じた叫び声は、専門家によれば実はキツネの普段の鳴き声とのこと。“コンコン”と鳴く時期は年に2回ほどだけで、繁殖時期の求愛や母親を呼ぶ時に限られるという。
「ギャオーン」早朝に鳴き続けるキツネ
札幌市清田区の住宅街にある公園で9日午前5時半に撮影されたのは、「ギャオーン!ギャオーン!」と鳴くキツネだ。

キツネは右の方を向いて鳴き続け、1度カメラの方を見るが、再び右へ向くと一定間隔で鳴き続けていた。
撮影者によれば、「なんかこう不思議な『ギャーン』っていう声が聞こえたので、わ!と思って窓を開けて見たら、尋常じゃないぐらいの叫び声で、『助けてくれ』と言うような感じの鳴き声に聞こえた」という。
甘える時は「ミャーミャー」
キツネの鳴き声と言えば、「コンコンコンコン」という声がイメージされやすい。しかし実は、「コンコン」と鳴く時期は年に約2回だけ。

蔵王キツネ村によると、繁殖時期の求愛や母親を呼ぶ時は“コンコン”と鳴くという。
一方、普段の鳴き声は「ギャオーン!ギャオーン!」や、威嚇の時などに「ギャーギャー」と鳴き、甘える時は「ミャーミャー」と鳴くという。
(「イット!」 1月24日放送より)
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