中国の住宅街で、解体工事中だった給水塔の支柱が折れ、吊り上げていたクレーンもろとも転倒する瞬間が捉えられた。倒れたクレーンは横のマンションに直撃し、死者が出るなど甚大な被害が出た。業者が耐荷重を把握しなかったことが原因だとみられている。
工事中“バキッ”給水塔がクレーンと共に転倒
中国・四川省で撮影されたのは、解体工事中だった給水塔の支柱がポッキリと折れ、吊り上げていたクレーンとともに大きな音を立てて転倒する瞬間だ。
撮影していた男性は、「下に人がいたみたい!大変だ!」と叫んだ。

さらに倒れた給水塔とクレーンは、近くのマンションも直撃。
甚大な被害が予想される状況で、現場を見守る男性は、「ヤバい!神様助けて!大変だ!これはヤバイ!」と神に祈るような言葉も呟いていた。
クレーンが建物の上に“横倒し”
事故直後のマンションの部屋の中から撮影された別映像には、横転したクレーンが建物の上に乗り上げる様子も映し出されていた。

その様子を撮影していた女性は、「アームが上げられない!作業車も壊れてる!怖い!」とあまりの光景に怯えていた。
人為的ミス…耐荷重を把握せず
なぜ、このような事故が起こったのか。

現地メディアによれば、建設業者がクレーンでつり上げられる重さの限界を把握しておらず、クレーンが給水タンクの重さに耐えきれずアームが折れ、転倒したという。
この事故により作業員1人が死亡、関係者2人が警察に拘束されたという。
(「イット!」 1月16日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)