自民党の木原誠二選挙対策委員長が、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演。石破茂首相と20日に就任するトランプ次期大統領との会談について、「できる限り早くお会いいただくのがいいのではないか」と述べた。
番組では、木原氏と中林美恵子早稲田大学教授、橋下徹らと日米外交などをテーマに議論。
会談については、トランプ氏が就任式までであれば応じられるとの意向を示し日程調整が進められていた中、石破首相は就任前の会談を見送る判断をし、正式な会談は2月以降となる見込みとなった。
日米のトップ会談について、木原選対委員長は「個人的信頼関係を早めに作り、基本的な認識を早めに共有をすることは非常に重要だ。できる限り早くお会いいただくのがいいのではないか」と見解を述べた。
また、日本製鉄によるアメリカの鉄鋼大手・USスチールの買収計画に対しバイデン大統領が禁止命令を出したことについて、「非常に残念だ」と述べた上で、買収阻止の理由に国家安全保障上の懸念を示していることについては「むしろ逆で、経済安全保障上の観点を考えれば買収は必要だったと思う」と強調した。
そして、石破首相が言及した野党との大連立についての話題にも触れ、1月24日召集予定の通常国会で野党と協調できれば、参議院選挙の結果次第で何らかの連立の可能性があるかと問われると、木原氏は「参議院選挙でどんな民意が示されるかでいろんな可能性がある」と語った。
