2024年6月下旬、大阪・八尾市にある産廃業者で起きた事件。高さ約9メートルから落下させられたという被害者の男性(23)は26日、FNNの取材に「怖かったのはそうだが、死ぬんじゃないかなと思っていた」と話した。
高さ9mの屋根の梁にぶら下げ落下…殺人未遂容疑で男3人逮捕
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、産業廃棄物処理業「泰幸」の元専務・杉本竜司容疑者(48)と社員の男2人。

調べに対し、被害者の男性について「物覚えが悪かった。仕事ができない」などと供述している。

杉本容疑者らが行った暴行は、信じられない内容だった。

まず、社内にあったショベルカーのアーム先端に乗せて上に上げる。
そしてショベルカーを操作し、建物の3階に相当する約9メートルの高さまで持ち上げ、屋根の梁にぶら下げた。

男性は耐え切れず、落下したという。
バットにスタンガン…股間蹴り上げ動画も
被害男性(23):
最初は蹴られたり、バットとかで殴られたり。そこからエスカレートしてスタンガンとか。専務(杉本容疑者)が命令して、その2人がやるみたいな感じだった。

10月に被害男性が警察に「助けてください」と話して事件が発覚。こうした暴行は1年ほど続いたという。

容疑者のスマートフォンからは、犯行の様子を映した動画が見つかったという。

その内容は、肩幅ぐらいに足を開いて立たせた被害者の股間を、思い切り蹴り上げるという衝撃のものだった。

嫌がらせは男性が都内に引っ越した後も続いたという。

被害男性:
電話とか、あとメールとか来てて、その脅迫みたいなのが来てたんですけど、20件とか30件とか電話来てて、メールは100件以上は来てましたね。1日でです。2週間、3週間くらい続いてましたね。
警察は、男性が日常的に暴力を受けていたとみて調べを進めている。
(「イット!」12月26日放送より)
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