北海道で、「ごめん、ママー」と繰り返し謝りながら号泣する子どもの動画が撮影された。子どもは歯が抜けることが怖くなってしまったようで、自分がまだ子どもだから大人の歯が生えないと思って号泣していたという。そんな子どもは、数日間で成長を見せていた。
歯が抜けそうで大号泣
北海道・帯広市に住むとある母親から18日にFNNの動画投稿サイトに送られてきたのは、「ごめんママ…」と話しながら号泣する我が子の姿を映した動画だ。
お母さんが「なんで謝るの?」と聞くと、子どもは「おれがわるいの」と自分を責めてしまう。

すかさず、「俺悪くないよ!みんな抜ける歯は。みんな抜ける…」と少し笑いながらも、優しくフォローするお母さん。
それでも泣き止まない子どもは「ごめん、ママー」と謝り続ける。その必死な様子にお母さんは噴き出してしまいながらも、「なんで泣くの!」と子どもをなだめていた。
大人じゃないから歯が…!?
この動画で泣いていたのは、歯磨き中だったという一登(いちと)くん(5歳)だ。
どうして泣いていたのか、当時の様子を母親に聞いてみると、「歯磨きをしようと思ったときに本人が、歯が揺れていることに初めて気がついて、そこから怖くなってしまった…」という。

また、一登くんにもなぜ歯が抜けるのが嫌だったのかインタビューしてみたところ、「だってさー、ぼくさぁ、ほんとはさ、大きい子(大人)じゃないからさ。ぼく、大きい歯がはえてこないっておもってるの」と話した。
どうやらまだ一登くんは、“大人じゃないから大人の歯が生えない”と思っているようだ。
そこで取材班が歯磨きに恐怖心がないかも聞いてみると、「ないよ!」と、18日に撮影された動画とは正反対に自信満々に答えた。

また、歯を抜く覚悟はあるかと聞くと、一登くんは元気よく「ある!」と回答した。今では恐怖心を克服したのか、着実に大人の階段を登る一登くんだった。
(「イット!」 12月20日放送より)