東京ディズニーリゾートの近くの東京湾で13日、ザトウクジラが目撃され、海面から背びれを出し、ゆっくりと潜る姿がカメラに捉えられた。専門家は、クジラの数が増加し生息地が拡大している可能性があるとしている。
ディズニー近くの沖に“ザトウクジラ”
「わ~!でかいよ~!」
「でかいでかい、ザトウクジラですよ、ザトウクジラ」

東京湾で13日午前7時半頃に目撃されたのは、海面から背びれを出すと、ゆっくりと潜っていくザトウクジラ。

クジラの後ろに見えるのは、東京ディズニーシーの火山。クジラが現れたのは、東京湾の奥にある東京ディズニーリゾートの近くだったのだ。
クジラを目撃した漁師の男性は、40年以上このあたりで漁をしているが、クジラを見たのは初めてだという。
「最初はびっくりしました。わあ、でかいなって、目の前で見ると。ぶつかったりして船だって簡単にひっくり返るだろうし、そういう怖さはありましたね」

撮影していた漁師の船とクジラの距離はわずか10mほど。その大きさに思わず「でかいな」とつぶやく漁師。なぜ、クジラはこの場所にいたのか。
日本鯨類研究所の調査研究担当の田村力参事によると、捕鯨が禁止されてから60年近くが経ち、クジラの数が増加したため、生息域が拡大している可能性があるという。
クジラを撮影した漁師によると、約20分後にはクジラの姿は見えなくなったという。
(「イット!」 12月16日放送より)
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