“黄金色のトンネル”の下は、まっすぐ歩けないほど観光客でいっぱい!東京・明治神宮外苑のイチョウ並木で、紅葉が見頃を迎えている。

イチョウの鮮やかな黄と秋の澄んだ青空との相性は抜群で、少し歩くたびにすぐまた写真を撮りたくなるほど見どころだらけだったのだが…。

いろいろ見て回るうち、黄色だけじゃない、ある“コラボ”と出会った。全体が見頃を迎えつつ、でもまだ全てがピークの色づきではない今だからこその「別の楽しみ方」をぜひご紹介したい。

“黄金色のイチョウ”はまさに今が見頃

11月上旬に訪れたときには、まだ“黄色の木”がほとんどなかったイチョウ並木。

見事な黄金色! <11/25(月):筆者撮影>
見事な黄金色! <11/25(月):筆者撮影>
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25日(月)の時点では、車道に面する木のほとんどが“ほぼ黄色”になっていた。

並木道はたくさんの外国人など観光客でいっぱい <11/25(月):筆者撮影>
並木道はたくさんの外国人など観光客でいっぱい <11/25(月):筆者撮影>

すでに十分見頃なのだが、全体的にはあともう一段階黄色くなる余地があり、もう少し先、月末近くの秋晴れの日に行くと、さらに美しい黄金色が楽しめそうだ。

黄と黄緑の“絶景コラボ”

今、現地へのおでかけを検討されている方にぜひおすすめしたいのが、イチョウ並木の一部の場所で見られる「黄と黄緑のコラボ」だ。

黄も鮮やかだが、黄緑がまた優しい色づきでオススメ <11/25(月):筆者撮影>
黄も鮮やかだが、黄緑がまた優しい色づきでオススメ <11/25(月):筆者撮影>

車道沿いで見頃を迎えている黄の葉と、そこから歩道を挟んだ反対側にある黄緑の葉がちょうど歩道の上で隣り合い、今だけ限定の“2色のトンネル”が楽しめる。

イチョウ並木を管理する事務局に聞くと、この色の差は日当たりの量の違いから来ているという。

色違いのイチョウがきれいに2列に並んで見える <筆者作成>
色違いのイチョウがきれいに2列に並んで見える <筆者作成>

並木の歩道を北に向かって歩いていき、終点である明治神宮野球場付近にあるT字路の手前で南側を振り返った辺りが特にキレイに見えた。

葉越しに太陽が見える午前中が特にオススメ。ぜひ現地に行ったら立ち寄っていただきたい。
(執筆:フジテレビ気象センター・川原浩揮)

川原浩揮
川原浩揮

気象予報士/防災士/フジテレビ気象担当部長
アナウンサーとして入社後、制作を希望して異動。報道記者、情報番組ディレクター・プロデューサー、ニューヨーク支局員を経て、現在は気象センターに所属。
フジテレビの気象情報・演出がメディアで一番「見やすく、分かりやすく、興味深い」と言って頂けることを目指しています。
天気を味方につけ生活を豊かにできるコンテンツを創る『そらラボ』を立ち上げ、「食べヨミ」「おてんきメイク」「タイムリミット絶景」などを開発、展開中。