2024年の年末年始は、9連休となる企業が多く「奇跡の9連休」と呼ばれ、多くの人が旅行を計画している。人気の旅館は予約が埋まりつつあるが、大晦日や元旦を避けた前後の日程や、後半の1月3日から5日が狙い目で料金も安くなるという。

5年ぶりの「9連休」…人気旅館は既に満室に

2024年も残すところ1カ月半となった。年末年始は12月28・29日、そして1月4・5日が土日となり、9連休になる企業が多い。これは2019年から5年ぶりとあって「奇跡の9連休」と話題になっている。

人気の旅行先
人気の旅行先
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皆さんの9連休の過ごし方を取材した。

実家へ帰省(20代):
年末をしっかり実家で過ごすことが子供生まれてからないので、これだけ長かったら旦那さんと一緒に帰ってみたりとかもいいかも。

30代:
海外旅行とかね、行けたらいいですよね。

30代:
9あったら国内に収まらずって感じ。

40代:
家族で大阪行って、年末に帰ってきます。1人…多分4万ぐらいですかね。

帰省先からお出掛け予定の30代:
え〜もう全く決めてない。

小学2年生:
だったら熱海。熱海の方行きたくなっちゃう。

記者:
なぜ熱海に行きたい?

小学2年生:
海がきれいだと思うから。

記者:
熱海の海で何をやりたい?

小学2年生:
海で泳いだりしたい。

竹俣紅キャスター:
気になる「9連休」ならではの人気の旅行先は、(JTBによると)長期休みとあって国内では北海道・九州・沖縄などの遠方が人気だそうです。豪華客船で行くクルーズ旅の人気が高く、年末年始5日間のプランなど既に満席も出ているという事です。年越しを船の上でというのも、リッチで素敵ですね。14日も、旅行窓口には相談に来る人が次々と訪れていました。

旅行窓口の様子
旅行窓口の様子

近畿日本ツーリスト・小山佳那さん:
先にこっちを押さえていただいて、もしそれが取れなかったらこっちの時間をずらす感じで。

来店客(40代):
分かりました。

竹俣キャスター:
旅館などの空き状況が少なくなってきているため、試行錯誤しながらプランを決めた結果、親子3人、長野への2泊3日スキーツアー、約17万円をこの場で予約しました。

来店客(40代):
韓国旅行も視野に入れていたので、それよりは(値段を)全然抑えられたかな。

近畿日本ツーリスト・小山佳那さん:
今現状だとこんな感じで、かなり年末年始は埋まってきております。人気の施設は、やはり早い時期から埋まってきてしまいますし、(予約が)取りづらくなっております。

後半の旅行が狙い目…さらに2025年の年末も「9連休」に

竹俣キャスター:
見せていただいたのは箱根方面の人気旅館の予約画面ですが、既に9連休は全て満室となっていました。年末年始の旅行、まだ間に合うお得なポイントを教えてもらいました。

年末年始の旅行をお得にするポイント
年末年始の旅行をお得にするポイント

近畿日本ツーリスト・小山佳那さん:
日付でいくと大晦日、元旦が一番混雑して取りづらい日付になります。(元日を)外していただいた方が少し安くなります。

竹俣キャスター:
つまりお正月を跨がず、その前後で宿を探せば比較的予約が取りやすいという事なんです。さらに、宿泊費も1万円ほど安くなる事もありお得なんだそうです。

青井実キャスター:
いつもなら三が日が終わると仕事がという方も多いですが、9連休なので三が日後にも旅行チャンスがあるということですね。

竹俣キャスター:
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんによると、まさに後半が狙い目ということなんです。人間の心理として、前半は旅行に出かけて後半は家でゆっくりと考えやすいので、逆を行くんですね。3・4・5日は金額も下がり予約も取りやすいということです。

予約が増える中、まだ間に合う穴場を聞くと、狙い目は大阪・名古屋・東京などの都心部で、新幹線で行けますので、チケットの予約は1カ月前から始まるため、これから予約可能です。更にビジネスホテルを狙いますと、ビジネスマンが休みで空きが生じているため、シティホテルに比べて1万円以上お得に宿泊することもできそうです。

遠藤玲子キャスター:
2024年は子どもが受験生なので、ちょっとガッカリだったんです。

竹俣キャスター:
そのような方にも朗報です。2024年と同じく、2025年も土日から年末年始がスタートするので「奇跡の9連休」がやってくるんです。来年も早くから計画しておきましょう。
(「イット!」11月15日放送より)

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