『やまがた県民手帳』から、最上川をイメージした限定カラー「最上川ブルー」を加えた2025年版の手帳が発売された。スマホで予定を管理する人が増える中、販売初日に購入する人がいるほど人気は健在のようだ。
通常版は10年ぶりの「キャメル」
11月1日午前9時半。開店したばかりの山形市内の書店には、真新しいカレンダーや手帳がずらりと並んでいた。
この記事の画像(7枚)新年が着々と迫る中、1日に販売が始まった2025年版の『やまがた県民手帳』。通常版はキャメル、限定色は最上川をイメージした最上川ブルーがある。県民手帳のカラーに「キャメル」が採用されるのは10年ぶり。また数量限定版は「最上川ブルー」のさわやかな色合いだ。
予定の管理はもちろん、レジャー施設や子どもの遊び場など、山形で暮らす上で役立つ情報が多く掲載されている。
発行する県統計協会の佐竹美穂さんもベストセラー商品に「全国の県民手帳の中でもトップレベルの情報量。『困った時の県民手帳』と言っていただけるように、毎年検討を重ねページを作っている」と自信をのぞかせる。
スマホ管理の人が増加も人気は健在
1950年に発行が開始された県民手帳は、75年目を迎える今も進化を続けている。
2025年版には、県内で果樹栽培が始まり2025年で150年を迎えるのを記念した県産くだものを紹介するページや、県立博物館に手帳を持参するとプレゼントがもらえる特典が追加された。
「予定を書き込むのに1番使いやすい」「県内のことが詳しく書いてある」ということから毎年購入をするという人も多くいるようだ。この日も販売初日に早速購入する人の姿が見られるなど、「県民手帳」の人気は健在だ。
限定色「最上川ブルー」の印象を聞いてみると、「さわやかですね。山形のキャラクターのきてけろくんがかわいい」と好評だ。
スマートフォンで予定を管理する人が増えているが、手帳にはQRコードも記載され、スマホと連携して使えるように工夫して作られている。県統計協会の佐竹さんは「スマホと合わせて県民手帳を使っていただいて、より多くの情報を得ていただければ」とおすすめする。
記者も感心!手帳にはこんな情報も
取材した記者も、本当に県内の情報がたくさん載っていると感心する。温泉巡りが好きな人にはありがたい、“サウナ有・無”の情報がまとまっているページもあるなど、「県民に寄り添った作りになっていると感じた」と話す。
2025年版の「やまがた県民手帳」は、従来から150円値上がりして850円。県内の書店・コンビニ・県庁や各総合支庁の売店などで購入できる。
(さくらんぼテレビ)