2024年夏に日本に上陸した「ドバイチョコ」が、SNSで話題となり新大久保で大人気となっている。韓国で爆発的にヒットしたこのスイーツは、サクサクのカダイフとピスタチオペーストをチョコで包んだ新食感が魅力だ。

「SNSで見たことある!」ドバイチョコ上陸

2024年夏に日本に上陸し、今ブームを巻き起こしつつある「ドバイチョコ」。韓国では爆発的ヒットしている。どんなチョコで、なぜ人気に火が付いたのか、今抑えておきたい、最新スイーツを取材した。

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遠藤玲子キャスター:
韓国トレンドに敏感な町、新大久保で、「ドバイチョコ」を知っているか聞きました。

20代:
ドバイチョコ?ドバイってなんだっけ。

実物を見せてみるとーー。

20代:
待って違う!(SNSで)見たことある!普通に食べてみたいなと思います。ドバイチョコそこら辺に売ってるの見ないので。

20代:
知ってる!聞いたことあります。

20代:
食べたことはないです。売ってるのも見た事ない。

日本に上陸したばかりのドバイチョコ
日本に上陸したばかりのドバイチョコ

遠藤キャスター:
SNSなどで見た事はあるけど、食べた事はないという人が続出しました。というのも、日本に上陸したばかりのドバイチョコを売っている店は都内でもまだごく僅かで、そのため、フリマアプリでも高値で売買されています。

8月から販売を始めた東京・新大久保「OKUDO大久堂」を訪ねると、テラス席は満席で、さらに、レジには行列ができていました。

20代:
ドバイチョコ5枚ください。

30代:
ドバイチョコ食べるために来ました。

ドバイチョコに使われるカダイフ
ドバイチョコに使われるカダイフ

遠藤キャスター:
飛ぶように売れるドバイチョコ。一番の特徴は、サクサク感です。それを生み出しているのが、カダイフというトウモロコシの粉から作られた乾麺です。その細い見た目から「天使の髪」とも呼ばれています。

パティシエ イ・シジンさん:
ドバイでは洋菓子によく使う。食感のために使う物。ドバイではよく使っているからドバイチョコって言います。

遠藤キャスター:
そのサクサク乾麺をピスタチオペーストに入れて混ぜ合わせ、チョコの中にたっぷり敷き詰めて、上からチョコでふたをすれば完成です。トロトロとサクサクのコラボが最大の魅力なんです。

ドバイチョコ(ミルク)は、1400円で販売されており、8月末の発売から2カ月で6000個が売れるなど、既にお店の看板商品になりました。

そもそもは、ドバイで人気が高まっていたチョコレートだが、韓国・ソウルの店では同じような商品がいっぱいあった。

流行のきっかけは“インフルエンサー”

遠藤キャスター:
流行に敏感な韓国がSNSを通じいち早く注目し、「ドバイチョコ」と命名し売り出すと、2024年、韓国で爆発的人気となったのです。

パティシエ イ・シジンさん:
社長が韓国人です。2、3カ月前から韓国でドバイチョコが流行初めて、社長がうちも作ってみようと。

遠藤キャスター:
このドバイチョコを求める人は、全国から来ています。

母(40代):
娘がこれ人気だって、青森から来たんですけど。

記者:
どこで知ったんですか?

娘(10代):
インスタで。

母(40代):
そんなに甘すぎない、食べやすい感じがします。自慢します。

遠藤キャスター:
ドバイチョコ2枚を購入した男性に、話を聞きました。

30代:
彼女に買ってこいって言われて。

記者:
彼女は?

30代:
名古屋にいます。名古屋から来ました。

記者:
ドバイチョコを持って帰る?

30代:
そうです。そこまでが使命です。

その1時間後、同じ男性と再開した。

30代:   
また頼まれちゃって。

記者:
次は誰に頼まれた?

30代:
家族に。

遠藤キャスター:
結果、彼女と家族のために合計5枚を名古屋にお持ち帰りしました。

パティシエ イ・シジンさん:
まだ流行始めたばっかり。まだまだ人気出ると思います。

宮司愛海キャスター:
サクサク!例えるのが難しい触感だな…。ウエハースみたいな感じ。美味しい!思ったほど甘くないんですよ。

青井キャスター:
おー!!…サクサク(笑)

遠藤キャスター:
ザクザクと言っている人もいたが、食感がクセになるということで。
なかなかまだ日本では手に入らないのですが、元々どうやって流行したのかと言いますと、ドバイのインフルエンサーがSNSで発信したところから始まって、それが韓国のユーチューバーがYouTubeで発信したことで、韓国の企業が名前も付けて商品化しました。

それが今日本に渡ってきて、にわかに人気が出ています。流行が一方通行ではなく、双方向で発信するような時代になっているということでした。
(「イット!」10月30日放送より)

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