福井・鯖江市西山動物園で、集まった落ち葉の中をスイスイと泳ぐような仕草を見せるレッサーパンダがカメラに捉えられた。飼育員が“落ち葉プール”を作ってみたところ、気に入ったという。また、泳ぐような仕草は、手が届かない背中をお手入れするためなのではと説明している。
落ち葉の中を必死に背泳ぎ
福井・鯖江市の鯖江市西山動物園で撮影されたのは、メスのレッサーパンダ「ニーコちゃん」だ。

落ち葉の上で手足をバシャバシャとさせ、まるで泳いでいるかのようなしぐさを見せている。
飼育員は「落ち葉が勝手にたまっている時も楽しそうにしていたので、それで“落ち葉プール”を作ってみたら、気持ちよさそうに使ってくれた」と話す。

落ち葉のプールが大好きだというニーコちゃんは、別の日に撮影された映像でも、落ち葉の上でスイスイと泳いでいた。
飼育員によると「ほかの動物でいう砂浴びみたいな感じで、落ち葉で背泳ぎみたいなことをしているのかな」という。
「落ち葉泳ぎ」実は“身だしなみ”
映像を見ると、あおむけで泳ぐ姿が多く見られるが、実は背泳ぎが得意というわけではなく、飼育員はこの行動には別の理由があると語る。

「女の子だからっていうことかは分からないんですけど、自分の背中など自分では毛繕いができない部分を、落ち葉に潜りながらきれいにしているのでは」と、身だしなみのための行動と推測している。
(「イット!」 10月4日放送より)
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