新型コロナの給付金詐欺を起こした後、タイに逃亡し、その後日本に強制送還されて逮捕された男が2日、新たに詐欺の疑いで再逮捕された。

男は動機について“海外移住がしたくて詐欺をしていた”と供述している。

カメラに頭突きする八木容疑者
カメラに頭突きする八木容疑者
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-Q.八木さん、なんで逃げたんですか?日本での詐欺容疑を認めますか?

再逮捕された八木佑樹容疑者:くそ食らえ!

-Q.八木さんひとこと!

 <カメラに向かって頭突きする八木容疑者>

取材陣に対し、暴言を吐きカメラに頭突きをした男。

先月、新型コロナウイルスの持続化給付金100万円をだまし取った疑いで、大阪府警に逮捕された住居不定・無職の八木佑樹容疑者(36)だ。

タイ・パタヤで身柄拘束
タイ・パタヤで身柄拘束

八木容疑者はさらに、同様の手口で新型コロナの持続化給付金900万円をだまし取った疑いで2日、再逮捕されたことが捜査関係者への取材で新たに分かった。

犯行後、カンボジアを経由してタイに逃亡していた八木容疑者。

不法滞在の疑いでタイ警察に身柄を拘束されるも入管施設から護送車を奪って逃走し、およそ140キロ離れたリゾート地・パタヤで確保された。

■八木容疑者「以前から海外移住がしたかった 資金のため詐欺をした」

一体、なぜ詐欺に手を染めたのか。

八木佑樹容疑者の供述より:以前から海外移住がしたかった。その資金を得るために給付金詐欺をしていた

捜査関係者によると、犯行の動機について、このような趣旨の話をしているという八木容疑者。

詐欺でまとまった資金を得て、日本からカンボジアに出国したのは、「逃亡」ではなく、あくまで「移住目的」とみられ、その後、タイに渡ったということだ。

■ほかにも余罪か

八木容疑者は、2日に逮捕された容疑について、「弁護士の先生に確認させて下さい」などと認否を留保しているということだが、口座にはほかにも1000万円以上、持続化給付金とみられる振り込みがあることから警察は余罪についても捜査している。

関西テレビ
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