8月20日に新潟県弥彦村で発生した自動運転バスの自損事故で、「事故の4秒前」に自動運転機能が解除されていたことがわかった。弥彦村は、原因を特定し、安全性が確認されるまで運行を休止するとしている。
事故の4秒前に“運転モード”切り替わる
8月20日、弥彦村が運行する自動運転バスが道路脇の縁石に乗り上げる自損事故が発生した。

調査の結果、この事故の4秒前に運転モードが自動運転からニュートラルに切り替わっていたことが判明。
弥彦村によると、運転モードの切り替えは通常バスの停車中に乗車しているオペレーターがタブレット端末を使って行うもので、当時乗車していたオペレーターには走行中に操作した認識はなかったという。
このため運転モードが切り替わった要因としては、オペレーターが誤って端末に触れてしまったか、システムに不具合が生じた可能性が考えられるという。
2度目の事故…安全性確認されるまで運転休止に
弥彦村の自動運転バスをめぐっては、2024年6月にも電柱の支線と接触する事故が発生していて、8月9日に事故があったルートで運行を再開したばかりだった。

現在、弥彦村は2台ある自動運転バスの運行を全て休止していて、原因を特定し、安全性が確認されたあとで運行を再開する予定だ。
(NST新潟総合テレビ)