非常に強い台風7号は現在、関東の東の海上を自転車並みの速度で東北東に進んでいる。東北では、局地的に大雨となっていて土砂災害に警戒が必要だ。

16日、台風7号は暴風域を伴いながら関東に最接近し、千葉県銚子市では最大瞬間風速26.7メートルを観測した。

現在は、日本から離れつつあるが、東北では台風周辺の暖かく湿った空気の影響で大雨となっていて福島県二本松市では17日朝、1時間に52ミリの非常に激しい雨が降った。

東北で18日朝までに予想される雨の量は、多いところで80ミリ、最大瞬間風速は35メートルとなっている。

台風7号はさらに日本から離れる予想だが、東北では昼前にかけて暴風や大雨に警戒が必要だ。
一方、この台風7号による強風の影響で、関東では3人がけがをした。

神奈川県川崎市では16日、41歳の男性が強風で閉まったドアに手を挟み、左手中指の先端を切断したということだ。

また、藤沢市で70代の女性が、茨城県笠間市では70代の男性が風にあおられて転倒し、額に軽いけがをしたということだ。
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