皆さんは、サーキュレーターを使っているだろうか。室内の空気を循環することで、冷房や暖房などを効率よく部屋全体に広げることができる。節電にもつながると、エアコンと併用している家庭も多いことと思う。

せっかく使うならば、効果的に使いたい!

そこで、アイリスオーヤマ株式会社が公式Xアカウント(@irisohyama_info)に投稿している「サーキュレーターの効果的な置き方」やサイトを参考にしてはいかがだろうか?

サーキュレーターの効果的な置き方6選

アイリスオーヤマによると、サーキュレーターの置き方のポイントは「向き」と「場所」。目的に合わせた6つの置き方があるという。

サーキュレーターの効果的な置き方(提供:アイリスオーヤマ株式会社)
サーキュレーターの効果的な置き方(提供:アイリスオーヤマ株式会社)
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(1)冷房を使うとき
エアコンを背にして、下にたまる冷たい空気を循環させると、気流ができて清涼感がアップします。

(2)暖房を使うとき
部屋の角(エアコン)に風を送って、上にたまる暖かい空気を循環させて足元を暖めます。

(3)循環
天井に風を送って、空気を循環させて部屋の空気の温度のむらを少なくします。

(4)換気
野外の空気を取り込んだり、野外の空気を排出します。

(5)二部屋循環
二間続きの部屋の空気を循環させます。

(6)洗濯物乾燥
風を当てることで乾きが早くなります。

なお今の季節、ロフトにも冷気を送りたい場合は、サーキュレーターを2台置くことがオススメだ。1台のサーキュレーターはエアコンを背にして、ロフトの方向へ風を送る。

もう1台はロフトに置き、斜め上に風を送って天井にこもった暖かい空気を逃がす。2台使いで暑くなりがちなロフトも快適な温度を保てるという。

ロフトの場合は2台使いがおすすめ(提供:アイリスオーヤマ株式会社)
ロフトの場合は2台使いがおすすめ(提供:アイリスオーヤマ株式会社)

「二部屋循環」のときのサーキュレーターの置き場所は、エアコンに背を向けて、隣の部屋に風を送れる角度で置くと、効率よく空気循環ができる。

「窓を開けて換気」では、首振り機能は使わず固定。そうすることで、部屋の中の空気を一気に外に出すことができるという。

逆に、「洗濯物乾燥」のときには首振り機能を使って、洗濯物にまんべんなく風を当てると良い。さらに、換気扇や除湿機を併用すると洗濯物から出る水分が逃げやすくなるという。また、窓がある場所に干す場合は窓を開けておくとより効果的とのことだ。

サーキュレーターと扇風機の違い(提供:アイリスオーヤマ株式会社)
サーキュレーターと扇風機の違い(提供:アイリスオーヤマ株式会社)

ちなみに、同じように風を送ることができる「扇風機」でも代用は可能。しかし、「サーキュレーター」の方が空気循環の効率がよいという。

その理由は、「風を送る範囲」と「風量」の違いにある。

「サーキュレーター」は狭い範囲で直接的に強い風を送ることができる。そうすることで部屋の空気を循環して室内の温度を均一にし、室内の温度を下げて体感温度を下げる。一方で「扇風機」は広い範囲に穏やかな風を送る。体に風を当てて涼しむことで体の表面温度を下げる。

直接風を浴びて涼みたいなら「扇風機」、部屋の空気を入れ替えたいなら「サーキュレーター」といったように、シチュエーションに合わせて使い分けるのがオススメだという。

これまで何となく使っていた人は、より快適に過ごすために、置く「向き」と「場所」をもう一度考えてみると良さそうだ。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。