夏の高校野球新潟大会は25日に帝京長岡と新潟産大附の決勝戦が行われる。今春の北信越大会を制した帝京長岡は第1シードとして安定した戦いを見せてきた。一方の新潟産大附はノーシードから六日町・日本文理のシード校を含め、強豪校を次々に破ってきた。どちらが勝っても初の甲子園出場となる。

今春北信越覇者の帝京長岡にノーシードの新潟産大附が挑む

今春北信越大会を制し、第1シードの帝京長岡とノーシードで日本文理・中越・新潟明訓など甲子園常連校を破ってきた新潟産大附が対戦する決勝戦。帝京長岡は2年ぶりの決勝、新潟産大附は3年ぶりの決勝で、互いに初の甲子園を目指した戦いとなる。

帝京長岡は今大会わずか1試合のみの登板に留まっているエース茨木佑太が万全な状態で先発できそうだ。唯一登板した準々決勝の北越戦では、2安打完封勝利を収めた。そのほかの試合を小林真大などで乗り切り、帝京長岡としては想定していた形で決勝を迎えることになりそうだ。打線も4番茨木を中心に勝負強さを見せている。5試合でチーム打率は3割を超えているほか、盗塁は28個と機動力を積極的に生かした攻撃も展開する。

第1シード帝京長岡
第1シード帝京長岡
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一方の新潟産大附属は打線に勢いがある。今大会本塁打はないが、準々決勝の日本文理戦を除き、すべて二桁安打を記録。好機に畳みかける攻撃力が特徴だ。投手陣は宮田・田中の二枚看板を中心に安定。外野の守備範囲も広く、内野も安定している。

新潟産大附属
新潟産大附属

決勝戦では、帝京長岡の茨木を新潟産大附属打線が捉えることができるかが大きなポイントになりそうだ。昨秋の県大会初戦で対戦した時には、10-5で帝京長岡が勝っているが、その時には、茨木を打ち崩し、途中降板させている新潟産大附属。1年を経て、どのような戦いを見せるか。初の甲子園出場をかけた戦いに注目だ。

帝京長岡 決勝までの戦績

《打撃成績》平均打率.323 総得点36 安打43 盗塁21
《投手成績》37回 総失点5 奪三振31 防御率1.22 

2回戦 7-0 高田北城(7回コールド)
3回戦 11-0 新潟青陵(5回コールド)
4回戦 10-2 新発田農(7回コールド)
準々決勝 1-0 北越
準決勝 7-3 新発田南

新潟産大附 決勝までの戦績

《打撃成績》平均打率.318 総得点36 安打56 盗塁9
《投手成績》45回 総失点12 奪三振32 防御率2.00

2回戦 9-1 六日町
3回戦 7-2 新潟明訓
4回戦 8-2 村上桜ヶ丘
準々決勝 3-2 日本文理
準決勝 9-5 中越

注目の決勝戦は25日午前10時から新潟市中央区のハードオフエコスタジアムで行われる。

【新潟大会 決勝(25日午前10時)】
帝京長岡ー新潟産大附

(NST新潟総合テレビ)

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