北海道・留萌市の中学校で16日、校庭のゴールネットにシカがからまってしまった。
首と前足にネットがからまって身動きが取れなくなったシカを、市役所職員が刈り込みばさみを使って救出した。
動けば動くほど絡まり…身動きが取れなくなるシカ
北海道・留萌市で16日、中学校の校庭でカメラがとらえたのは、ゴールネットにからまったシカだった。

勢いよく飛び込んでしまったのだろうか、首と前足にネットがからまってしまっている。
逃げたくてしょうがない様子だが、焦って動けば動くほど、ネットがどんどんからまってしまっている。
シカは、身動きが取れなくなり、どこか悲しそうな表情になっていた。
すると、そこに刈り込みばさみを持った市役所職員が到着し、シカの救出作戦が始まった。

職員は、「これ、からまったまま離れると(大変)」とつぶやいた。
周りのネットを切ればすぐに身動きは取れそうだが、それではネットがシカにからんだままになってしまうため、さすまたを使い、4人がかりで押さえながら、慎重に首元にからんだネットを切っていく。
市や警察によって山に帰される
職員が「がんばれ、がんばれー」、「もうちょい、もうちょいだ」と声をかける。

作業を開始してから4分、無事にシカの救出に成功。
職員は、「ひっかかんなよ」とシカに声をかけた。
シカは自力で山に帰ることができず、市や警察によって郊外に運ばれ、無事、山に帰されたという。
(「イット!」 7月16日放送より)
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