2025年、長崎に初となる幻想的なアイスショーがやってくる。注目はオリンピック銅メダリストの高橋大輔さんの出演だ。メダリストの演技を間近で見ることができるこの機会を、見逃す手はない。高橋さんが長崎でアイスショーにかける想いを語った。

手を振ればスケーターが応えてくれる

100人を超える県庁職員の黄色い声援に迎えられた高橋大輔さん。バンクーバーオリンピックフィギュア男子の銅メダリストだ。

県庁を表敬訪問した高橋大輔さん
県庁を表敬訪問した高橋大輔さん
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高橋さんは長崎スタジアムシティのHAPPINESS ARENAで2025年1月18日、19日に行われる「プリンスアイスワールド」の告知のため県庁を訪れた。

100人を超える黄色い声援に迎えられた
100人を超える黄色い声援に迎えられた

高橋大輔さん:
新しいアリーナでアイスショーができるのはワクワクしている。どんな会場か楽しみ。

プリンスアイスワールドは1978年に始まり、日本で最も歴史のあるアイスショーだ。2024年で45周年を迎え、ブロードウェイミュージカルの名曲をふんだんに盛り込んだダイナミックでドラマチックなショーが展開される。

10月に開業する長崎スジアムシティのHAPPINESS ARENAで開催されるこのショーは、観客と距離が近く、手を振ればスケーターが応えてくれることもあるという。

滑った後の風を感じる距離感

高橋さんはテレビ長崎の情報番組とニュース番組でアイスショーの魅力を存分に語った。

アイスショーの魅力を語る高橋さん
アイスショーの魅力を語る高橋さん

フィギュアスケートとの違いについて―
高橋大輔さん:
アイスショーは照明があるので、より一層世界観を作り出せる。ルールがないから何でも自由に表現できる。観客との距離が近く、かなり目の前で滑るので、僕たちが滑った後の風も感じることができる。ショーのために1カ月かけて稽古をしている。完璧なフォーメーションを見てほしい。

今回の長崎公演は10月に開業する長崎スタジアムシティのHAPPINESS ARENAが会場だ。

会場を視察する高橋さん
会場を視察する高橋さん

この日会場を視察した高橋さんはアリーナの構造にもワクワクしたという。

実際にリンクとなる場所でイメージを沸かせた
実際にリンクとなる場所でイメージを沸かせた

高橋大輔さん:
スタジアムシティはかなり観客との距離が近い。アイスショーは観客とのキャッチボールが醍醐味だが、それを作りやすいと思った。さらにアイスショーは照明が入る。見ている側が世界観に入り込みやすいと思う。試合の張り詰めた緊張感と違って、アイスショーは一緒に盛り上がることできる。舞台や芸術としてのフィギュアスケートを存分に楽しんでほしい。

スターが勢ぞろいの長崎公演

2025年1月18日、19日に開催される長崎公演には総勢25人に加え、ゲストスケーターとして宇野昌磨さんや荒川静香さん、織田信成さん、本田真凜さんも出演する。

荒川静香さんなど豪華面々
荒川静香さんなど豪華面々

チケットは7月20日から長崎県民特別先行受付がスタートし、8月1日から長崎スタジアムシティ公式アプリ特別先行となる。

高橋さんは現役時代の競技とアイスショーは「視点の違いがある」と語った。

高橋大輔さん:
現役時代は「自分のために」。アイスショーは「お客さん目線」で滑っている。

長崎はスケートリンクがなく、スケートは馴染みが薄い人が多い。だからこそアイスショーでスケートをより身近に感じてほしいと語る高橋さん。子供向けの体験教室も開かれる予定だ。

(テレビ長崎)

テレビ長崎
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