中国で一時注目された“首つりエクササイズ”。しかし50代男性が首をつった状態で体を回転させていたところ、引っかかり首が外せなくなり死亡した。専門家はこのエクササイズは危険だと指摘する。

“首つりエクササイズ”でついに死者が

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顎の下を器具でしっかりと固定し、つるされているように見える黒いTシャツ姿の男性。次の瞬間、目を疑うような行動をとる。

足は地面から離れ、首の力だけで木からつるされている。そして、その状態のまま下半身を勢いよく回し始めた。

これは数年前から中国の一部で話題になっていた、“首つりエクササイズ”と呼ばれる運動の様子。

2021年5月放送CCTV4ニュース番組より:「首をつったらよく眠れ、頸椎(けいつい)症も改善された」

ところが、この“首つりエクササイズ”でついに死者が出てしまった。

北京の街で映像を見てもらうと、「これは運動じゃないよ。単純に生き飽きただけだよ」「私は興味ありません。危ないですよ」と言う。

「首を絞める、首の骨を折る」と専門家が危険性を指摘

この首でつって体を揺らす“首つりエクササイズ”。

首の力だけで木につるされ体をブランコのように前後に激しく動かす男性
首の力だけで木につるされ体をブランコのように前後に激しく動かす男性

さらに、同じように首の力だけで木につるされているが体をブランコのように前後に激しく動かす映像も映し出されている。

2021年5月放送CCTV4ニュース番組より:「(中国)瀋陽市の公園で目撃されたのは、数多くの人々が頸椎を引っ張る器具に首をつって体を鍛える場面です。」

鉄棒やうんていなど、公園の遊具を使って様々な健康法を行う人がいる中国で起きてしまった事故。

現地のメディアによると、亡くなったのは50代の男性で、ネットの動画で“首つりエクササイズ”を知ったという。

屋外の施設でぶらさがっていた器具を使用し、首をつった状態で体を回転させていたところ、引っかかって首が外せなくなり、死亡したというのだ。

専門家は、首に大きな力がかかる“首つりエクササイズ”は危険な行為だと指摘する。

パーソナルトレーニングどこでもフィット代表・健康運動指導士 小林素明さん:
直接首に当てて体を動かす行為は、首を絞めてしまう、首の骨を折ってしまう危険性があるので、あまりお勧めできないというふうに感じました。年齢の差は無く、全ての年齢で危険性があります。

中国で一時注目されたエクササイズだが、自己流で真似をするのは危険だ。
(「イット!」 5月20日放送より)

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