徳島県は46歳の男性職員を成人用玩具「ラブドール」を無断で購入したなどとして懲戒免職処分とした。
■上司に無断でイベント会社に購入させる
徳島県によると男性職員は、さらに職員は2017年に行われた「阿波藍魅力発信事業」で、阿波藍の着物などを成人用玩具「ラブドール」に着せるため、上司に無断でイベント会社に「ラブドール」を購入させていた。
■ラブドールを空港に1カ月展示

職員は大阪にあるラブドールを販売する店を訪れて人形を選び、イベント会社に1体を購入させていたということで、ラブドールに阿波藍の着物などを着せて1カ月にわたり、阿波おどり空港に展示していたということだ。
■42万円超のラブドール

ラブドールは価格が42万4440円で、マネキンをレンタルしていた場合の代金1万3500円を差し引いた41万940円が県の損害となる。男性職員は、ラブドールの購入を隠ぺいし、県に損害を与えたとして地方自治法違反などに認定された。
■「これまでのPRが地味だった」

「ラブドール」を購入した理由について、職員は「アパレルなどの展示でラブドールが使われているのをインターネットで見た。これまでのPRが地味だったので、ラブドールを活用すればより効果的だと思った」などと話しているという。
男性職員は他にも委託業者に経費の一部を翌年度になってから支払うなどしていて、懲戒免職処分となった。