8日朝、最大震度5弱の強い揺れを観測した宮崎県。
FNNのカメラは、地震発生時の緊迫した場面をとらえていた。
小学校の始業式後の取材中に…
宮崎市内の小学校で、始業式の様子を取材していた際の映像。
地震は始業式のあと、新6年生にインタビューをしている時に起きた。

緊急地震速報の警報音に耳をふさぎ、たじろぐ児童。
急いで教室に戻り、机の下に避難した。
教室にいた子どもたちも先生の指示に従い、机の下へ。

子どもたちはみんな落ち着いて行動し、けがなどはなかった。
午前10時25分ごろ宮崎県でM5.1の地震発生
宮崎県を震源とするマグニチュード5.1の地震が発生したのは、午前10時25分ごろ。

日南市で震度5弱、串間市と鹿児島・大崎町で震度4を観測した。
震度4を観測した串間市では、市の式典を取材していた際に地震が発生した。

突然の揺れに戸惑い、その場に立ちすくむ人々。
式典への参加者は、揺れに襲われた際の状況を「キョロキョロして、どうしようどうしようって思って。怖かったです。この前もよそで地震があって、沖縄とかね。津波があってすごく怖かったです」と話した。
また震度3を観測した宮崎市では、繁華街で番組収録をしていた一行が突然の揺れに見舞われた。

「地震地震。緊急地震速報を知らせるアラームが鳴りました」
「まだ揺れています」
通りでは、建物から出てきた人たちが心配そうに周囲を見つめていた。
台湾での地震との関連は?
先週水曜日(3日)には、マグニチュード7を超える地震が台湾を襲ったばかり。
今回の地震と台湾での地震に関連はあるのか?

東京大学地震研究所・纐纈一起(こうけつ・かずき)名誉教授は「特にないと思います。この付近はやや地震が多い場所ですので、その定常的な活動の一環だと思います」と分析する。
気象庁は、今後1週間程度は、今回と同じ最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけている。
(「イット!」4月8日放送より)