フジテレビの独自取材で判明した、東京都内の連続不審火。
防犯カメラは、火をつけたとみられる瞬間を目撃していた。

3月31日、東京・中野区で目撃されていたのは、自動販売機などが燃えた不審火。

近隣住民「警察とか消防の声とかサイレンの音で起きて、放火じゃないかみたいな話も聞こえた」

不審火は、3月31日の未明、中野区内の約400メートルの距離で連続して起きていて、警視庁は、連続放火の可能性が高いとみて捜査を進めている。

近隣住民「同じ時間に(別の場所でも)放火があったと言っていました。普通に考えたら同一犯でしょうね」

一体、火をつけたのは何者なのだろうか。

独自取材を続ける中で見えてきたのは、未明でも人通りが途切れない都内の住宅街で、犯行に及んだ動機だった。

3月31日の未明、中野区上高田の住宅街。
防犯カメラは、不審火が起きたとみられる瞬間を目撃していた。

未明だというのに、通りには車や自転車などが走っていて、人通りはなかなか途切れない。

そして、女性が奥の方へと歩いていく、その時だった。
突然、映像左奥の箇所が激しく光を放った。

思わず、その場で足を止め、後ずさりする女性。光を放っていた現場を訪れてみると、激しく焼けたのか、自動販売機は前面がブルーシートで覆われ、地面には焼け焦げた破片のようなものが散らばっていた。

被害状況を目撃していた近くの住民は、「自販機の中も丸焦げ。真っ黒、真っ黒。大変な状況かなと思います」と話す。

さらに、ここから約400メートル離れた集合住宅のごみ置き場の扉の一部が、1メートルほどのあたりの高さまで黒く焼けていた。

さらに、焦げ跡のすぐ後ろを見ると、段ボールなど可燃性のごみが置かれていて、もし燃え移っていたら、大変危険な状況だった。

近くの住民にも不安が広がっている。

近隣住民「なんか近くにその犯人がいそうな気もして、ちょっと怖いなって」

さらに、「人通りが多いから、夜遅くでも人は必ず通るから、燃やしているの見つかっちゃうと思う。なので、まあ、愉快犯なのか...」といった声も聞かれた。

不審火が起きた時間の現場付近を映した防犯カメラにも、午前2時過ぎになっても、複数の人が歩いている様子がうかがえた。

なぜ、こんな人目につくような場所で火をつけたのだろうか。

犯行の狙いについて、専門家は次のように話す。

明星大学心理学部・藤井靖教授「自己顕示っていうのは、要は自分の不満を人に知ってもらいたい、自分の存在を知らしめたいという、そういう意味もあるわけです」

情報提供は、「03-5925-0110(中野警察署)」「03-3386-0110(野方警察署)」まで。

「指名手配犯に似た人物を見た」「当て逃げした人物がドラレコに映っていた」など犯人逮捕につながる情報から「訪問販売に来た業者がクーリングオフに応じない」「いつも自転車にいたずらをする人がいる」など身近に起きた事案まで、ご存知の情報をお寄せください。

投稿の際には、「5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)」を意識して、なるべく具体的に当時の状況を教えてください。写真や動画を送ることも可能です。

取材源は必ず秘匿し、情報管理を徹底することをお約束します。すべての方へのご連絡は難しいため、不採用の場合のご連絡と個別の問い合わせへのご返答につきましては、対応いたしかねますことを何とぞご容赦ください。

情報提供はこちらからお願いします。

イット!
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