中東情勢が緊迫化し、紅海周辺の船舶にイエメンの武装組織フーシ派が攻撃を繰り返す中、ヨーロッパなどから日本が輸入する商品に影響が広がりつつある。
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東京都内のワイン専門店では、一部商品の入荷がストップしている。
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この店では、1月、スペインから入荷する予定だったワインが届かず、代わりにオーストラリア産のワインを置いているという。
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スペイン産のワインが届かなくなったのは、海上輸送が混乱しているため。紅海周辺でフーシ派による船舶への攻撃が相次ぐ中、スエズ運河の航行が2023年の半分に減る一方で、アフリカの喜望峰を回るケースが倍増し、輸送時間やコストが増えつつある。
エチオピア産コーヒー豆などにも影響
影響は、コーヒー豆にも。 一部のコーヒー豆の到着が遅れているという。
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アンモナイトコーヒーマーケット・長戸努代表は「エチオピア産コーヒー豆が1カ月ほど遅れるという連絡をいただきまして、非常に人気の豆ですので、今後、非常に店としては心配しております」 と危機感をもつ。
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コーヒーの国際価格は、フーシ派の攻撃が激しくなった2023年11月以降、上昇傾向を強めていて、専門家からは「世界的にコーヒー需要が強まる中、フーシ派の活動がさらに激しくなれば、店頭価格があがっていく可能性もある」との見方も出ている。