1200年以上の歴史を誇る“天下の奇祭”が大きく様変わり!「はだか祭り」に女性の参加が認められた。
4年ぶり制限なし!「はだか祭り」が大盛り上がり
ふんどし姿で激しくもみ合う「はだか男」たち。
この記事の画像(9枚)2月22日午後5時すぎ、祭りのクライマックスを迎えていたのは“天下の奇祭”と称される、愛知・稲沢市の「国府宮はだか祭」だ。
祭りの主役は、毎年1人が選ばれる「神男」。“触れると厄が落ちる”という言い伝えから、神男目がけて、数千人もの「はだか男」たちが殺到し、熱い戦いを繰り広げる。
2024年は4年ぶりに、マスク着用や人数などの制限がない“通常開催”となった。
しきたりに変化!“女性”初参加
奈良時代が起源とされ、1200年以上の歴史を誇る「はだか祭」。
この“男たちの祭り”が2024年、大きく様変わり。女性たちの威勢の良いかけ声と、笑顔があふれたのだ!
「はだか祭り」は、ふんどし着用の慣例や、激しいもみ合いでケガ人が出る恐れがあることなどから、長らく「男性限定」という“しきたり”となっていた。しかし、2024年は地元の女性団体からの要望を受け、初めて“女性の参加”が認められた。
参加したのは、2月22日午前9時から行われた「儺追笹奉納」。担いだ笹には、厄除けを願って名前や年齢が書かれた布が結びつけられていて、この行事に初めて参加した女性たちが、無事奉納した。
この行事も2023年までは「はだか男」たちが担当。今回、女性の初参加により、祭りの雰囲気は一変した。
笹奉納に参加した女性:
男性のみの“男の世界のお祭り”だと思っていました。まさか自分たちが同じ参道を歩けるとは思っていませんでした。
2024年は7つの団体の女性、約100人がはっぴ姿で参加。祭り名物の“手桶の水”を浴び、歓声をあげる場面もあった。そして、祭りに新たな歴史を刻んだ女性たちは“涙で抱擁”を交わし、喜びを分かち合った。
祭りのために海外から訪れたという女性も大満足。
ベルギーから参加:
とても素晴らしくてストロング、大興奮!
祭りのメインである「もみ合い」は男性中心だが、1200年以上続く「はだか祭り」は、新たな時を迎えた。
(「イット!」2月22日放送分より)