2月16日に始まった確定申告。今年は自民党の裏金問題をめぐり、納税者からは不満の声が上がっている。実際に納税に訪れた人はどのように感じているのか声を聞いた。
自民の裏金問題「ふざけるな」
立憲民主党 江田憲司 衆院議員:
この裏金問題で何千万ももらって、税金は払わなくていい。本当に税金一揆が起こりますよ

2月16日、野党が脱税にあたると批判したのは、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題だ。

新潟県内関係でも、自民党県連会長を務めていた高鳥修一衆院議員(比例・北陸信越ブロック)と細田健一衆院議員(旧新潟2区)がいずれも安倍派から受け取った500万円以上のキックバックを収支報告書に記載していないことが明らかとなっている。

自民党の裏金問題…実際に新潟県民はどのように感じているのだろうか。
70代女性:
毎日テレビを見て、甘いというか、ふざけるなよと言いたい。本当に
60代女性:
(納得いかない部分は)いっぱいある。明細は出さなくてもいいとか、それが納得いかない
確定申告開始も…「納税アホらしくなる」
こうした声が上がる中…2月16日、始まったのが確定申告だ。確定申告に訪れたという人たちからも怒りの声が上がる。

60代男性:
そもそも、やり方が汚い。我々しっかりこうやって確定申告に来ている者から言わせれば
70代女性:
ちゃんと、きょうみたいに確定申告に来ているわけだから。政治家の方はお金の使い道をきちんとしてもらいたいなと思う
50代男性:
正しく納税している人がアホらしくなると思う。政治家もちゃんと納税してほしい

国民の不満をよそに、岸田首相は「確定申告において、それぞれの納税者の皆様方に法令にのっとり、適切に申告納税を行っていただくようお願いを申し上げたい」と話していたが、まずは政治家が疑惑をもたれることのないよう法改正も含め体制を整備することが求められる。
(NST新潟総合テレビ)