「新しい未来のコンビニ」とはどんなものなのだろうか?6日、ローソンとKDDIという異業種がタッグを組んだと発表されたが、今後、どんなコンビニが誕生するのか、未来の姿をみなさんにご紹介したい。
青色のコンビニエンスストアの制服に袖を通したのは…大手商社の三菱商事の社長と、ローソンの社長、auなどの通信網を提供するKDDIの社長だ。
■「新しい未来のコンビニ」とは

3社は合同で会見を開き、新たに資本業務提携を結んだと発表した。
KDDIがローソンにTOB(株式公開買い付け)を行うことで、すでに出資をしている三菱商事とともに、50パーセントの株を持ち合い、ローソンを共同経営するということだ。6日の記者会見で3社の社長が口をそろえて語ったのが…
三菱商事 中西勝也社長:未来のコンビニエンスストア事業
KDDI 高橋誠社長:未来のコンビニエンストア
LAWSON 竹増貞信社長:新しい未来のコンビニをつくろう
「新しい未来のコンビニ」とはどんなものなのか?
例えば、15分で商品を届ける配送サービスが始まったり、オンライン診断後に薬の受け取りができるようになったり、銀行で行うような資産形成の相談も可能になり、さらには、災害が起きた時には、防災拠点として活用できるようになるということだ。
KDDI 高橋誠社長:われわれの持つ通信、あるいはDXの力をフルに活用して、『命・暮らし・心をつなぐ』未来のコンビニを実現していきたい。
LAWSON 竹増貞信社長:デリバリーをしていくにしても、リアルな店をさらに使いやすいお店にするにしても、テクノロジーが不可欠。平時の便利さ・効率性・有事の安心をKDDI三菱商事と共につくり上げていきたい。

■街の人からは期待と疑問の声
大手コンビニエンスストアと通信会社のタッグに、街からは、期待と疑問の声が聞かれた。
街の人:ローソンで携帯電話とか販売したり。コンビニも変わっていくのかな。
街の人:(今は)だいぶ便利になりましたよね、色んな支払いができるようになったり、色んなカードが使えるようになったりして。これからどうなっていくか楽しみです。
街の人:(完全に)無人になっていったりするのかな、無人(レジ)の方がミスもないかな。

全国に、ローソンは約14600店、auなどの店舗も、2200店ある。
もちろん、この実店舗を充実させていくことになるが、会見では、さらにこんな未来像も語られた。
LAWSON 竹増貞信社長:究極的には、コンビニとEC(電子商取引)が世の中にあれば、いわゆる買い物は成り立っていくんじゃないかなと考えている。
新しい未来のコンビニが誕生することで、私たちの買い物生活はどう変化するのだろうか。
(関西テレビ「newsランナー」2024年2月7日放送)