今シーズン一番の寒波がやってきた。25日にかけて日本列島は広い範囲で雪が積もる予報で、能登半島地震の被災地でも警報級の大雪となるおそれがある。石川県輪島市の様子について現地から報告だ。

■今シーズン一番の寒波 25日にかけて大雪か

古谷陽記者:
輪島市河合町からお伝えします。昼過ぎから取材を続けているのですが、風がどんどん冷たくなり、口もうまく動かせないほど寒さが厳しくなってきました。雪も降ったりやんだりを繰り返していたのですが、また今、急に強くなってきました

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古谷陽記者:
今後警報級の大雪となるおそれもありますが、心配されるのは積雪による家屋のさらなる倒壊です。こちら現地では7階建てのビルが倒れたままになっているほか、周辺にも『危険』と書かれた赤い紙の貼られた建物が数多くあります。ここ輪島市では建物の危険性を調べる『応急危険度判定』の結果、立ち入りが危険だとして、赤い紙を貼られた建物が、調査した全体の5割を超えたということです。地元の人からは、『自分の家は地震に耐えたものの、雪の影響で隣の建物がさらに倒れてこないか不安だ』という声も聞かれました

吉原功兼キャスター:
建物の危険に加えて、交通のマヒも心配ですね

古谷陽記者:
おっしゃる通りで住民の方たち、道が危険だと話をしています。多くの場所で道路が隆起したり陥没したりしています。雪が降り積もって路面が見えにくくなると危険です。いま支援物資を運ぶ車もたくさん通っていますが、この道を通るのをちゅうちょせざるを得ないかもしれない、また除雪車も通れないかもしれない…ということで、今後物資の提供が遅れるのではないかと、住民の皆さんから不安の声が聞かれました

(関西テレビ「newsランナー」1月23日放送)

関西テレビ
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