「日本との関係が悪化した国が武力攻撃の可能性を示唆した」との想定で1月18日、熊本県は国などと共同訓練を実施した。
攻撃対象は鹿児島県の離島で、県では八代市への避難住民の受け入れなど対応を確認した。

関係悪化の国による武力攻撃を想定

これは国と熊本県、鹿児島県などが共同で実施する国民保護の訓練で、1月18日は20の機関180人が参加した。
訓練は、鹿児島・屋久島町に武力攻撃が迫っているとして、屋久島など離島の住民を熊本県などへ避難させるという想定で行われた。

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熊本県の防災センターでは、関係機関とオンラインでつなぎ合同対策協議会を開催。

国から鹿児島・熊本両県に対し、住民の避難措置や避難者の受け入れなどを行う救援に関する指示が出された。

これを受けて、県は橋本危機管理監をトップとする対策本部会議を開催。屋久島町の一部の住民およそ3,200人のうち、まずは第1陣の600人を八代市で受け入れるとした。
その上で、ホテルなどの宿泊施設の確保や移送手段、食糧の確保など八代市の担当者と受け入れに関する協議を行った。

熊本県・橋本誠也危機管理監:
いつ、いかなる時もちゃんとした対処ができるよう、全庁で日ごろから考えて取り組んでいきたい

この訓練は21日にも行われ、避難住民の誘導など実動訓練のほか、受け入れに関する一連の流れについても確認する予定だ。

(テレビ熊本)

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