自民党・安倍派の政治資金をめぐる事件で、派閥の会計責任者がキックバックされた裏金について、「政策活動費になるという説明はしていない」などと議員側と食い違う趣旨の話をしていることがわかった。

安倍派では、政治資金パーティーで、ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、派閥側も議員側も収支報告書に記載しなかった疑いがもたれている。

キックバックを受けた一部の議員や秘書は、「派閥側から、政策活動費の名目なので、記載しなくていいと説明を受けた」と主張している。

しかし、その後の関係者への取材で、派閥の会計責任者が東京地検特捜部の任意の聴取に「政策活動費になるという説明はしていない」という趣旨の話をしていることがわかった。
派閥側と議員側の主張が対立することになり、特捜部は、裏金の認識について捜査を進めている。
(「Live News days」1月11日放送より)