「十日えびす」が始まった西宮神社で、能登半島地震の被災地を支援しようと、チャリティグッズが販売されるなど、関西からの支援の動きが続いている。
■「えべっさん」総本社・西宮神社で被災地支援のチャリティグッズ販売

商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社である西宮神社では、9日から「十日えびす」が始まり、11日までの3日間で約100万人の参拝客を見込んでいる。
9日朝から多くの人が訪れる中、境内では、能登半島地震を受けて、チャリティーグッズが販売され、売り上げは全て被災地の復興支援にあてられるということだ。

西宮神社開門神事講社 平尾亮さん:
何かしたいけど何をすればいいんだろうと、そういう時に受け皿というか、向こうに思いを届ける窓口になるお手伝いができたらいいなと。
■兵庫県職員が被災地支援に向け現地調査結果を報告

1月1日に能登半島で発生した最大震度7の地震。石川県内ではこれまでに202人が死亡、102人の安否が分かっていない。大規模な火災が起きた石川県輪島市では、依然100人の行方が分かっておらず、9日から一斉捜索が行われるなど、発生から8日がたった今も懸命な捜索活動が続いている。
捜索や復旧の先が見えない中、兵庫県では被災地の支援のため、避難所運営の調査などを行った職員が、現地職員の現状を報告した。

兵庫県教育委員会教育企画課 斉藤宏紀指導主事:
とにかく少数の職員で避難所対応、学校を回っている状況でした。教職員の方々は学校再開に向けた動きをしっかりしていただいて、それ以外の部分については我々が今までの経験に基づいて支援をさせていただきたいと伝えてきました。
被災地への支援が求められている。