岸田総理大臣は交代させる宮下一郎農林水産大臣の後任に、衆議院熊本3区選出の坂本哲志議員を起用することを固めた。
熊本3区選出の7期目 元地方創生相
坂本議員は菊池郡大津町出身の73歳。
2003年の衆議院選挙に熊本3区から出馬し初当選を果たし、現在7期目だ。

2020年9月に発足した当時の菅内閣では地方創生・少子化対策の担当大臣を務めた。
岸田総理は政治資金パーティーをめぐる疑惑を受け、交代させる安倍派の4人の閣僚のうち宮下農水大臣の後任に坂本議員を起用する方針を固めた。

坂本哲志衆議院議員:こういう状況になったので、私に指名があった。宮下大臣がやろうとしていたことを引き継ぎながら、これから農業・食の安全保障に対しては、最も難しい時期にさしかかっているのでしっかりとやり遂げたい。法案の形、政策としてやり遂げていきたい
前川県連会長「農業への思い深い」
自民党熊本県連の前川收会長は坂本議員の農水大臣起用について「率直にうれしかった。(坂本議員は)地域の課題の中に大きく農業というのがあって一次産業に対する思いがとても深かった。これまで経験されてきたことが大臣として発揮できて、それが国民のために 役に立つと信じている」と話した。

岸田内閣への県選出国会議員の入閣は、木原防衛大臣、松村国家公安委員長に続き3人目となる。
また、県選出議員の農水大臣就任は、2006年9月に発足した第一次安倍内閣の松岡利勝さん以来だ。
(テレビ熊本)