山形・米沢市の伝統工芸品・笹野一刀彫の干支の置物作りが最盛期を迎え、職人が一つ一つ丁寧に仕上げている。2024年の干支は「辰(たつ)」。こだわりは材料の木を細く削りカール状にして表現する「しっぽ」だ。
「昇り龍」に新年の願い込め
江戸時代から伝わる米沢市の笹野一刀彫は、「サルキリ」と呼ばれる独特の刃物を使って作品を仕上げていく。

この時期、忙しくなるのが干支の置物作りだ。一刀彫工房「鷹山」の6代目・戸田寒風さんが50年以上前に一人で始め、約10年前からは息子で7代目の賢太郎さんと2人で手掛けている。

2024年の干支は「辰(たつ)」。材料の木を細く削りカール状にして表現する「しっぽ」がこだわりで、一刀彫の技法を生かしたユニークでかわいらしいデザインに仕上がっている。

鷹山 7代目・戸田賢太郎さん:
「昇り龍」とか上に向かって昇っていく。龍とはそういうものなので、前の年よりも良い年で過ごせるように飾ってもらえればありがたい

干支の置物作りは2024年1月いっぱい続き、約500個を製作する。
(さくらんぼテレビ)
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