山形・鶴岡市の出羽三山神社では、月山・湯殿山・羽黒山の三神を祭る三神合祭殿で、今年一年の感謝の気持ちを込めて「すす払い」が行われた。神社では今後、大みそかに行われる松例祭の準備が本格化する。
雪中の三神合祭殿 朝から「すす払い」
羽黒山山頂に建つ、月山・湯殿山・羽黒山の三神を祭る出羽三山神社・三神合祭殿。

12月1日の朝は、一面の雪に覆われた。

一年の汚れを払い、清める「すす払い」は、午前9時から神職やみこ、崇敬者など20人で行われ、ササ竹などを使って天井のほこりを払ったり、畳を雑巾で拭いたりしながら、きれいに汚れを落としていった。
“締めの気持ち”で 例祭は通常規模に
1日は、101ある社(やしろ)全てで「すす払い」が行われ、参加した崇敬者は、今年一年の出来事を振り返り、来年の幸せや健康を願いながら作業をした。

参加した人は「一年の感謝を込めて、締めの気持ち。来年は健康第一と神様にご縁がある年であってほしい」「今年はコロナにかかって最悪な年だった。来年は辰(たつ)年なので、天に向かって頑張れるよう努力したい」などと願っていた。

2023年は、大みそかの松例祭は縮小せず、4年ぶりに新型コロナ前の規模に戻す予定で、神社では今後、大たいまつに使う綱をよる準備や、縁起物づくりなどが本格的に始まる。
(さくらんぼテレビ)
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