“銀杏城”の異名を持つ熊本城で由来となったイチョウ。天守閣前の大イチョウが色づき、見ごろを迎えている。西南戦争で焼け残った脇芽が成長したとされるこのイチョウはコロナ禍という令和の困難を乗り越え多くの観光客を楽しませている。
「素晴らしい」多くの人が見ごろ楽しむ
暗がり通路を抜け天守閣前にあるイチョウがいま見ごろを迎えている。

“加藤清正公お手植え”と伝わり、西南戦争で天守閣とともに焼失後、脇芽が成長したとされる天守閣前の大イチョウ。現在は幹回りが12.3メートル、高さが21.5メートルだ。

見ごろを迎えた11月28日は、色づいた葉を手にして写真に収める人や、落ち葉を投げて遊ぶ子どもたちの姿が見られた。

「これを見に来たんですよ」と話す観光客は「すばらしいですね。終わりがけかと思ったんですが、まだまだきれいですね」と目を奪われていた。
熊本地震やコロナ禍乗り越え…
この大イチョウ、2016年の熊本地震から3年間は工事関係者しか見ることができず、2019年に観覧が再開されたものの、その翌年からコロナ禍に見舞われ客足も遠のいた。

2023年は久しぶりに多くの観光客を迎える中での黄葉。歴史を見守って来た大木の周りに楽しげな声が響いていた。
(テレビ熊本)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)