8日、山形県米沢市で、自転車と歩行者による衝突事故が発生。歩行者の男性が頭を強く打ち、死亡した。JAFが行った実験によると、このような衝突事故では、自転車と歩行者ともに頭に重大なケガをする可能性もあるという。
自転車が歩行者と衝突
8日、山形県米沢市で起きた、自転車と歩行者の衝突事故。

歩行者の男性は、頭を強く打ち死亡。自転車に乗っていた31歳の男が逮捕された。
走行する自転車がぶつかると、どれほどの衝撃があるのだろうか。

JAFが行った実験では、時速20kmの自転車が正面からぶつかると、歩行者の人形はくの字に折れ曲がり、反動で後頭部を地面に打ちつけた。
さらに危険なのが、後ろからぶつかるケースだ。大きくのけぞった頭が、自転車をこいでいた人に激突。自転車と重なるように倒れ込んでしまった。
自転車は凶器にもなる乗り物
JAF山形支部・野川智伸さんは「背後から追突されると、首がのけ反り、むち打ちになる。不意な衝突だと、受け身もとれず頭を打つ」と解説している。

自転車に乗る人も歩行者も、頭に重大なケガをする可能性もある。
自転車は、法律上は自動車やバイクと同じ分類。原則的には車道を走る必要がある、凶器にもなる乗り物であることを忘れてはいけない。
(「イット!」 11月21日放送より)
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