13日は、全国的に、この時期としては強い寒気が流れ込み、各地で気温が下がった。午前9時前の大阪淀屋橋の温度計は7度を示していた。

街の人は「着るもの、悩みました」「今日からネックウォーマーを着け始めました。さすがに寒かったので」「急激に気温が下がるのに対しては、やっぱりちょっとこたえます」など寒さに対して話した。

兵庫県・養父市では初雪だった。少し水分が多く、重たい雪のようだが、地元の観光協会によると、2022年と比べて半月以上早い初雪だということだ。

鳥取県では記録的な降雪となり、大山町では12時間降雪量が11月の観測史上1位となる37cmを観測し、木や屋根にずっしりと雪が積もった。

つい10日前、最高気温26.2度の夏日を記録した京都市では、今季最低となる6.5度を記録し、いつもは薄着姿が目立つ外国人観光客も、しっかり着込んでいた。

そのほか奈良市でも最低気温が5.7度になるなど、近畿地方では各地で今季一番の冷え込みとなった。こう寒くなると、食べたくなるのが「アレ」ではないだろうか…

「鍋」の季節がやってきた!

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買い物客たちは「ちょっと寒かったから鍋にしようかなと思って」「きょうは水炊きです。ちょっと前まで汗ばむくらいやったのに、急に寒くなったので…」鶏とつくねの水炊き。これから連日鍋ですわ、鍋奉行!」と鍋の食材を買いに来ていた。

みなさんのカゴの中には、お鍋の具材がたくさん入っていて、スーパーによると白菜や白ネギ、キノコ類などがよく売れているということだ。

フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長:ぐっと冷え込んでから、お鍋用の野菜も非常によく売れております。鍋つゆも非常に売れるようになってきまして、前週と比べるとだいたい150パーセントの伸び率になってます。

2023年のトレンドは「とろみ鍋」

そしてお鍋の中でも、2023年のトレンドとして注目されているのが、出汁や具材にとろみをつけた「とろみ鍋」だ。

きのこ鍋おさだ・長田幸也さん:きのこのとろみもあるんですけど、片栗粉であんかけになるように、とろみがつくようにしてます。

とろみがあることで冷めにくく、身体を芯から温めてくれる「とろみ鍋」。
「ぐるなび」によると、ここ1年で、「とろみ」メニューを扱う飲食店の割合が約1.5倍増えているそうだ。 さらに2023年ならではの理由も。

ぐるなびリサーチグループ 本間久美子グループ長:物価高、エネルギー高の対策として、卓上で何度も温めなおさなくてもよい、冷めにくい。エネルギーパフォーマンスが良い鍋。

これまで暑い日が続いたが、ついに、お鍋を食べたい寒さが到来した。

体調崩しやすいダブル寒暖差

気象予報士の片平敦さんによると、今週はダブル寒暖差に注意ということだ。

・日ごとの寒暖差
13日は最高気温が12.6度だが、16日木曜日は最高気温が20度の予想だ。上着が必要ないくらいの温かさになる。

・1日の寒暖差
16日木曜日は最高気温20度、最低気温8度と寒暖差が大きくなることが予想されている。1日の寒暖差が10度以上になる。

体調を崩しやすくなってしまう寒暖差となるので、みなさん体調管理に気を付けてほしい。

(関西テレビ「newsランナー」2023年11月13日放送)

関西テレビ
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