世界160の国と地域などが参加を表明している、大阪・関西万博。
開催が1年半後に迫る中、14日から始まったのは、参加する国や地域などが一堂に会する初めての“国際会議”だ。

世界各国の関係者が、大阪に集結した。
しかし、懸念されるのが、海外パビリオンの建設遅れの深刻化だ。

ポーランド関係者:
ゼネコンを見つけるのがすごく大変で、間に合うかどうかすごく心配しています。

ネパール関係者:
資材高騰が10%を超えるとなれば、(独自パビリオンを)断念する可能性がある。
海外パビリオンの建設をめぐっては、これまでに、アンゴラやスロベニアが自国でのパビリオン建設を断念。
そのほかにも、メキシコとエストニアが、国内事情により参加を辞退したいと正式通知したことがわかっている。
会場建設費は最大で1000億円以上増額
さらに、会場建設費をめぐる問題もある。
当初の1250億円から、最大2350億円に増額する見通しだ。

FNNの合同世論調査(全体)では、「費用を削減して開催」が半数を超える56.7%、「開催中止」が26.9%で、「このまま開催」は15.2%にとどまった。
地域別で見ると、大阪を含む近畿地方では「このまま開催」が、ほかの地域よりも多い24.4%。
しかし、東京では「開催中止」が3分の1を超えるなど、温度差があらわになった。

1年半後の開催に向け、期待と不安が交錯している。
(「イット!」11月14日放送より)
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