3年前からメダカが盗まれる被害が相次ぐ住宅で、防犯カメラに映っていたのは、アライグマだった。
アライグマは手先が器用なことで知られており、小さなメダカも捕まえられるという。
捕獲した際には、アライグマを外に放すと罰則の対象にもなるため注意が必要だ。
メダカ泥棒はアライグマ
神奈川県相模原市の閑静な住宅で、事件は起きた。

この家では、3年前から、飼っていたメダカが盗まれる被害が相次いだため、防犯カメラを設置した。
すると、10月26日、ついに犯人の姿を捉えた。
その犯人とは…
しましまの尻尾に丸い体、犯人は“アライグマ”だった。
アライグマは、家の裏から一直線に水槽に向かうと、中を物色している。
板が邪魔しても気に留めず、一心不乱にメダカを追う。

そして、アライグマは捕まえたメダカを1匹、また1匹と何度もメダカをすくっては、器用に口に運ぶ。
わずか3分、狡猾な犯行の一部始終だ。

ここからは、ネット取材部の井上義則部長がお伝えする。
この動画の投稿者は、最初は人間の仕業だと思っていたそうだが、防犯カメラに映っていたのはアライグマだった。
今では水槽に網を張って対策をしているという。
アライグマは手先が器用なことで知られており、小さなメダカも捕まえられるという。
さらに、何でも食べる雑食性で繁殖力も強く、さらに感染症を媒介する恐れもある。
捕獲したら行政へ要相談
アライグマによるメダカの被害は、他でも起きているのだろうか。

10月31日、横浜市では、住民がアライグマを捕獲していた。
飼っていたメダカが7月頃から被害に遭うようになり、横浜市が貸し出している捕獲用の檻をしかけていた。
捕獲は、これで3匹目だという。
ただ、捕獲の際に気をつけなければいけない点がある。
捕獲したアライグマを外に放したりすることは法律で禁じられていて、罰則の対象にもなる。
そのため、行政への相談が大切だ。
(「イット!」 11月3日放送より)