埼玉・蕨市の郵便局で、男が拳銃のようなものを持って押し入り人質をとって立てこもった事件で、現場から複数のライターが見つかったことがわかった。
警察は、男が現場に火を付けようとしていた可能性もあるとみて調べている。

立てこもり事件から一夜明け、現場となった郵便局では現場検証が行われている。

立てこもっていた郵便局から姿を見せ、拳銃のようなものを上げて威嚇するような動きを見せる鈴木容疑者(31日)
立てこもっていた郵便局から姿を見せ、拳銃のようなものを上げて威嚇するような動きを見せる鈴木容疑者(31日)
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鈴木常雄容疑者(86)は10月31日、蕨市の郵便局に拳銃のようなものを持って押し入り、女性職員2人を人質に立てこもった疑いが持たれていて、「郵便局の人と話したかった。逃げ遅れた人を人質にとった」と容疑を認めている。

警察は同日、鈴木容疑者が持っていた拳銃のようなものや、液体の入った容器などを押収。

警察車両に乗り、憔悴したような様子の鈴木容疑者(31日)
警察車両に乗り、憔悴したような様子の鈴木容疑者(31日)

さらに1日の現場検証で、複数のライターが見つかっていたことが新たにわかった。

警察は、鈴木容疑者が現場に火を付けようとしていた可能性もあるとみて調べている。

また、事件から一夜明け、現場付近の小学校に通う児童の保護者からは不安の声が聞かれた。

小学生の父親:
息子が通ってる学校の近くだと思って、不安な気持ちになった。
捕まったとはいえ、一応1日ぐらいは(一緒に登校しよう)というところがあった。

一夜明けた事件現場(埼玉・蕨市)
一夜明けた事件現場(埼玉・蕨市)

鈴木容疑者は、郵便局側と交通事故をめぐるトラブルがあったということで、警察は鈴木容疑者の動機を詳しく調べている。
(「Live News days」11月1日放送より)

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