各地で記録的な大雨…男性救助の瞬間

7月8日も各地で記録的な大雨の被害が相次いだ。
岐阜県と長野県では一時、大雨特別警報が発表され、九州でも河川の氾濫や土砂崩れなど再び被害が拡大している。

ゴツゴツとした岩場の先で救助隊のカメラがとらえたのは、全身が泥まみれとなった男性。
顔の辺りから血を流しぐったりとした様子。寒さからか激しく震えていた。

これは、8日の朝に鹿児島県錦江町で発生した土砂崩れ現場での男性の救出劇。

鹿児島県錦江町で午前6時半すぎ、道路脇の斜面が幅40m~50m、高さ約1.5mにわたって崩れた。
この崩落に近くを走行していたとみられる軽自動車が巻き込まれ、63歳の男性が車ごと崖から転落した。

激しい雨が降る中での救助活動。
海上保安庁のヘリコプターから救助隊員がロープで下に降り、崖にいた男性を抱えてヘリへと収容した。
男性は頭にけがをしていたものの、意識はあるという。

救助した隊員:
運良く、そこのところは土砂がかぶってない。ガラスが割れている状況でしたので、そこから救出をするという形を選択しました

岐阜県と長野県でも"数十年に一度”の大雨

九州から東北にかかる前線の活動が活発になり、局地的に雨雲が発達した8日。
気象庁は午前6時半から立て続けに、岐阜県と長野県の複数の市町村に大雨特別警報を発表。両県では数十年に一度クラスの大雨となり、川の水が急激に上がった。

岐阜市を流れる長良川では、川の水がどんどん増水し、川沿いの建物に迫る。

岐阜県下呂市萩原町の中呂付近では、飛騨川が約100mに渡って氾濫した。下呂市萩原では午前8時までの24時間雨量が観測史上1位となる414ミリに達した。

この大雨で、下呂市や高山市、白川町などで床上床下合わせて51戸が浸水。また、道路の寸断などにより、岐阜県内9カ所で住民や温泉客ら2200人以上が孤立。

床上まで浸水した家の住民は、これまでに経験したことのない雨だったと話す。

浸水した家の住民:
水が玄関まで入ってたのは初めてですね

氾濫危険水位を超えた木曽川沿いにある長野県木曽町では、階段から雨水が流れ落ちる様子も。

避難した住民:
家の裏は山を背負っているので、水をたくさん含んで崩れるんじゃないかという心配もあって、ゆうべはこっちに避難させていただいた

気象庁は昼前に、大雨特別警報を大雨警報に切り替えたが、川の氾濫や土砂災害の危険性が高い状態が続いていて、雨が弱まったとしても厳重な警戒を続けるよう呼びかけている。

(Live News it!7月8日放送分より)