24日、アイスランドで男女平等を求めるストライキが行われ、首都で開かれた集会には、約10万人が集まった。

アイスランドは世界一、男女同権の進んだ国と言われているが、ストライキが起きた原因は、まだ男女平等が十分ではないためだという。

アイスランドで“ストライキ”行われる

24日、女性たちが広場に集まり、プラカードを掲げている。

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アイスランドで開かれた、男女平等を求めるストライキだ。

首都で開かれた集会には、会場を埋め尽くす人々がいた。その数、約10万人。

しかし、アイスランドは世界一、男女同権の進んだ国と言われている。世界経済フォーラムの男女平等に関するランキングでは、14年連続でトップだ。それなのに、なぜ、男女平等を求めるストが起きたのだろうか。

それは、まだ男女平等が十分ではないためだ。

アイスランド統計局によると、一部の職業では、女性の収入が男性よりも20%低い結果になっている。また、大学の研究では、女性の40%が性暴力を経験しているという。

首相もこの日は働かず

今回のストで、女性が働く店は休業している。

学校や図書館も閉鎖され、病院は緊急時のみの対応になった。

さらに、ある女性がこの日は働かないことを発表。なんとこの女性の職業は、アイスランドの首相だった。

完全な男女平等を実現するため、女性たちは声を上げ続けている。
(「イット!」 10月25日放送より)

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