自動車の祭典「東京モーターショー」が、「ジャパンモビリティショー」に生まれ変わって、4年ぶりに開催される。
自動車だけではない、未来の移動手段「モビリティ」の魅力をお伝えする。
運転席がないタクシーに「エアモビリティ」も
ホンダのブースに展示されているのは、2026年の実用化を目指す自動運転タクシー「Honda Cruise Origin」。

運転席がないため、向かい合った座席になっていて、座ってみると、車内はとても広々としたつくりになっている。
近い未来では、このタクシーが街の中を走っているかもしれない。

トヨタ自動車は、電気自動車でも運転する楽しさを追求した本格的なスポーツカーのほか、車をプラットホームとして、利用する人に合わせたユニークで多様な使い方を提案している。

スバルは、まるで「空飛ぶ車」のような、未来での自由な移動を可能にする「エアモビリティ」(SUBARU AIR MOBILITY Concept)を発表している。
自動車だけじゃない 安全運転目指すアプリ、四足ロボットも
一方、自動車以外の分野では、仙台放送と日本生命保険が「目」と「脳」から安全運転を目指す2種類のゲームアプリを出展している。

1つは「目」の疾患の早期発見につながるアプリ。
360度が宇宙空間のバーチャルリアリティーのシューティングゲームで、視野の状態の簡易判定が可能となっている。

また、もう1つは「脳」のトレーニングを楽しみながらできるアプリで、運転技能や認知機能などを高めることができる。

そのほかにも、SF映画に出てくるような四足歩行で移動するロボット「三精テクノロジーズ SR-02」など、従来の自動車の枠を超えた、わくわくするようなモビリティがたくさん展示されている。
「ジャパンモビリティショー2023」は、28日から11月5日まで一般公開される。
(「Live News days」10月25日放送より)