23日、ブラジルのアマゾン川のほとりで、表面に人の顔のようなものが彫られた岩が見つかった。これは、最大2000年前の民族が彫ったとみられ、大規模な干ばつで川の水位が下がり、岩場が姿を現したため発見された。
だが、このような異常気象の影響は、世界各地で起きている。

干ばつで歴史的発見

23日、世界最大の流域面積を誇る南米ブラジル・マナウスのアマゾン川のほとりで、あるものが見つかった。
それは、突き出した岩の表面に彫られた、たくさんの四角や楕円の形の絵だ。

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内側には点と横線が描かれ、人の顔のように見える。これらは、最大で2000年も前に住んでいた民族が彫ったとみられるものだ。

 

この歴史的発見のきっかけは、アマゾンで続く大規模な干ばつだった。川の水位が下がり、岩場が姿を現したのだ。

異常気象の影響は、世界各地でも起きていた。

巨大な棚氷がとけ続ける

南極の西側を覆う「スウェイツ氷河」の巨大な棚氷が、すべてとけてしまう恐れがあるというのだ。

イギリスの研究チームは、「二酸化炭素の排出量をどれだけ減らしても、21世紀の間は、氷がとけるのを止められない」と発表した。
南極西側の氷がすべてとけた場合、世界の海面が最大で5.3m上昇する可能性があるという。

アメリカ、ニューヨーク・マンハッタンの南側や、中国・上海、東京の東部、名古屋の西部などが水没する恐れがある。
人類はこのまま、温暖化を止められないのだろうか。
(「イット!」 10月24日放送より)

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