新たに243人の感染…約100人が“新宿エリア”

小池都知事:
残念なご報告でありますけれども、ここ最近、新規感染者数が東京で増えておりまして、今日は昨日よりも更に多くなりました。

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7月10日、東京都で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は243人。
関係者によると、243人のうち約8割が20代~30代であり、新宿エリアの感染者が100人程度だという。

9日に確認された224人に続いての200人超、過去最多となるこの数に、都内からは驚きの声が挙がった。

東京都民(40代女性):
えー、またですか。明日は我が身という感じですね。

東京都民(50代女性):
第2波が来ていると思います。

東京都民(10代男性):
やっぱり若者が(外に)出ちゃってるんで、自粛しないといけないと思いますね。

東京都民(20代女性):
つい最近まで百何十人とかだったのに、またすごいことになっているなとは思います。


会見のあと、小池知事は隣接する3県の知事とテレビ会議を開催。
感染拡大防止のため、新しい日常の習慣を実践するよう呼びかけるなど、1都3県で共同メッセージが出された。

「ただちに緊急事態宣言を発出する状況ではない」

一方で、国は10日からイベント開催の制限を緩和。
屋内・屋外ともに「収容人数の50%」の中で、上限が5000人に緩和される。
プロ野球・Jリーグも最大人数を5000人として“有観客試合”が行われる。

菅官房長官は「ただちに緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていない」とした上で、「感染防止策をしっかりとした上で、イベントなどの制限緩和を実施する考えに変わりない」と話した。

イベント開催の制限緩和に、夏の「Go To キャンペーン」。
人々が移動する・集まるといった動きが一気に加速するとみられるが、この状況で安全は守られるのだろうか。

(Live News it! 7月10日放送分より)