10月1日、中国・浙江省の大河で、波が河口から上流に向け逆流する現象が見られた。

波は、魚のウロコのように規則的な波や、ファスナーをあげているような波など、さまざまな形を作り出した。

大河で大逆流を観測

10月1日、中国・浙江省を走る大河。

白波を立てて流れているが、実は、河口から上流に向け逆流している。

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この時期、特に大きくなるという自然現象だ。この波は、様々な形を作り出す。

魚のウロコのように規則的な波や、ファスナーをあげているような波。

前を閉じたスーツのような波。

アルファベットのXや、Tの形をしたものもあった。 

原因は太陽と月の引力

なぜ、こんな不思議な現象が起きるのだろうか。

“中秋の名月”が見られるこの時期は、太陽と月の引力によって海面が川より上昇する。

ラッパのように急に狭くなる川に逆流することで、波同士がぶつかったり、重なったりするという。

専門家によると、ウロコ状の波は、2021年に初めて確認されたとのこと。

自然が生み出す、予測不能の波紋。

これからも新しい形が見られるかもしれない。
(「イット!」 10月3日放送より)

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